一般就労への面接練習(令和5年度就労継続支援A型活動)
こんにちは。
エルアクトの海老原です。
先日、一般就労にチャレンジするAさんの面接練習を行いました。
志望動機や長所・短所、今までの経験等…。
その中でもいくつかを抜粋してご紹介します。
●志望動機
Aさんへはまず、
・なぜその会社を選んだのか。
・何に惹かれたのか。
・自分はその会社で何をしたいのか。
に目を向けて頂きました。
●長所と短所
自分の長所は堂々と言えるもの。でも本当の短所を言ったらマイナスイメージかな…。
と、悩まれていたAさん。
そこで、短所を伝えるにあたってこんなアドバイスを送りました。
短所を面接官に伝える。=自分の中での短所が〇〇だと理解している。と判断できます。
では、その短所に対して
・自分はどのようにカバーしているのか。克服しようとしているのか。補っているのか。
を短所と共に相手に伝えてみましょう。
人間だれしも苦手なことや劣っている部分があるかもしれません。正直に伝えた上で、
自身がしっかりと苦手なポイントに対して向き合えていることをお伝えできれば、好印象ですね。
●今までのお仕事の中で1番頑張ったこと
こちらは自信を持って話せそうですね。
しかし、「ただ〇〇を頑張りました。」で終わってしまっては、その仕事のむずかしさや本人の努力が面接官にあまり伝わりません。それではせっかくのアピールチャンスがもったいないです。
そこで、
・何に対して→努力した(過程)→どうなった(結果)をストーリーを基に話す。
をアドバイスしました。ストーリー仕立てで話すことで、面接官にも内容が入りやすく
しっかりとアピールできますね。
●今までの仕事で失敗したこと
今度は先ほどと逆のパターンです。少し意地悪な質問で、Aさんも伝え方に悩まれていました。
しかし、この質問も先ほどの短所+頑張ったことと同じ考え方で大丈夫とアドバイスしました。
・失敗したストーリー+なにが失敗だったのか・失敗して学んだこと+その失敗に向けて改善、努力したこと・現在もしていることを相手に伝える。
人間誰しも失敗はします。大切なのは失敗したままにしないことだと思います。
面接官も「失敗したこと」よりも「その後」を重要視していると思います。
失敗に対して乗り越えていけるのか。失敗に対して成長していけるのか。を伝えることができれば、寧ろアピールポイントとも言えるでしょう。
1週間(1日30分ほど)の相談・面接練習を経て、本番に臨んだAさん。
本番より1週間後。結果は…。
見事合格!
本当におめでとうございます。
アドバイスこそしましたが、Aさんの努力の賜物だと思います。頑張りましたね。
「しっかり練習準備したことで、緊張した中でも言葉がでてきました。」とAさん。
と話す顔は、やり遂げた自信と合格して安堵感の出たさわやかな表情でした。
私もとてもうれしかったです。
これからがスタートですね!
一般就労でも頑張ってください!
最後に、今回のAさんの面接練習を担当しましたが、私自身、とても勉強になりました。
Aさんのように一般就労にチャレンジしたい!と利用者さんが思えるように、
日々の支援業務を頑張っていきたいと思います。
最後までご精読ありがとうございました。